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12-3LINE & VPN

中国で、LINE が使えない理由。

中国に着くとLINEが送れません。故障ではなく、中国国内から国外のサービスへの接続が制限されているためです。解決策は2つだけです。

2026年10月18日 更新現地調達は不可出発前に設定

中国に着くと、LINE が送れません。Instagram も、Google も、Gmail も開きません。故障ではありません。中国国内の回線から、国外のサービスへの接続が制限されているためです。

これは日本の SIM を挿したままでも同じです。日本で契約した回線が、中国の電波を使うと、中国のルールが適用されます。

01なぜ繋がらないのか

中国では、国外の一部サービスへの接続が、国内の通信事業者側で制限されています。LINE、Google、Instagram、X、Facebook、WhatsApp、そして多くの海外ニュースサイトが該当します。

技術的には、通信が中国のネットワークを通る時点で、この制限がかかります。ですから「アプリを入れ直す」「再起動する」では解決しません。

02解決策は、二つだけ

制限の外に出る方法は、次の2つです。

方法1|日本で買う eSIM(いちばん簡単)

日本で購入する eSIM は、多くの場合海外ローミングです。データが国外の事業者を経由するため、最初から制限の外にいます。VPN の設定も不要で、現地に着いてオンにすれば繋がります。

これは「中国のネットワークを使っていない」からではありません。経由地が国外なので、中国国内の制限が適用されない、という仕組みです。

方法2|VPN を日本で入れておく

VPN は、通信を暗号化して国外のサーバーを経由させます。eSIM と違い、ホテルの Wi-Fi からも使えるのが利点です。

ただし、VPN のアプリは中国国内からダウンロードできません。アプリストア自体が制限されているためです。必ず日本で入れて、動作確認まで済ませてください。

無料VPNは、当てにしないでください。速度が遅く、接続が切れやすく、混雑する時間帯にはほぼ使えません。有料のものを2社入れておくと、片方が落ちてももう片方で繋がります。月額1,000円前後です。

03場面別の使い分け

場面eSIMVPN補足
街を歩いているとき◎—eSIM だけで十分
ホテルの Wi-Fi から×◎Wi-Fi は制限下。VPN が必要
動画を見る○△VPN 経由は速度が落ちる
日本へ電話(LINE通話)◎○eSIM のほうが安定
中国のアプリ(Alipay等)◎△VPN 経由だと遅くなることがある

結論として、eSIM を主、VPN を保険にするのが実用的です。eSIM のデータを使い切ったとき、ホテルで作業したいとき、VPN があると助かります。

04ホテルの Wi-Fi について

ホテルの Wi-Fi は、つながります。ただし制限下のネットワークなので、LINE も Google も使えません。VPN をオンにすれば通ります。

なお、Wi-Fi の認証画面で中国の携帯番号を求められることがあります。海外の番号では通らない場合があるので、その場合はフロントに伝えてください。部屋のWi-Fiは、たいてい部屋番号と名前で入れます。

05出発前にやること

  1. eSIM を購入し、日本で設定と接続テストを済ませる
  2. VPN を2社インストールし、日本で接続テストをする
  3. LINE のトーク履歴を、必要ならバックアップしておく
  4. 家族に「中国では LINE が繋がらない」と伝え、連絡方法を決めておく(メール、または eSIM 経由の通話)

06よくある質問

LINE は本当に使えないのですか?
中国国内の回線・Wi-Fi からは使えません。日本で買った eSIM か、VPN 経由なら使えます。ただし音声通話は不安定なことがあるので、緊急連絡はメールも併用してください。
現地で VPN を入れられますか?
ほぼ無理です。アプリストアへの接続が制限され、VPN 事業者のサイトも開けません。必ず日本で入れてください。
eSIM なら VPN は要りませんか?
街中では不要です。ただしホテルの Wi-Fi を使うときは必要になります。ノートPCで作業する予定があるなら、VPN も入れてください。
VPN を使うのは違法ですか?
個人の旅行者が、私的な通信のために使う限り、取り締まられたという話は一般的ではありません。ただし、VPN を使っての商用活動や、公の場での利用は避けてください。業務で使う場合は、現地の法令を確認する必要があります。